
FP(ファイナンシャルプランナー)2級に挑戦してみたいけど独学でも大丈夫?

しっかりと対策をすれば大丈夫です!
ファイナンシャルプランナー(以下FP)の2級の試験は3級と比べて難易度は上がりますが、独学でも合格可能です。
私は2022年1月の試験に独学で合格することができました。

その体験をもとに、FP2級の勉強時間や勉強方法、スケジュールをお伝えします。
実際に勉強した内容はもちろん、おすすめテキスト、勉強してみて気づいた注意点や、成績の推移(正答率の変化)もお伝えするので最後まで読んでもらえると嬉しいです。
FP2級は独学でも合格可能
FPの参考書や問題集はいくつか販売していて、自分の好みに合わせた参考書が手に入りやすいです。
FP講師の方々が運営しているYOUTUBEやサイトも充実しているので、分からないところも解消しやすく、独学で合格している人も多い印象です。
FP2級のメリットや活用法はこちらの記事でまとめています。
FP2級のおすすめテキスト、問題集、サイト
実際に使用して、おすすめのテキストと問題集、Webサイトをご紹介します。
※テキスト、問題集は最新のものをリンクしています。(2023.5現在)
テキスト
テキスト、問題集は3級の時にも使用した『みんなが欲しかった』シリーズを使用。
手書き風のフォントやイラストが多く、活字で埋め尽くされているテキストより圧迫感がなく見やすいです。
見やすさ、分かりやすさは3級と同じような感じでしたが、2級ではテキストが2分割できて持ち運びしやすい様式になっていました。

それぞれの節の終わりには基本問題があり、理解度を確認しながら勉強を進められるのも魅力の1つです。
問題集
みんなが欲しかった!FPの問題集2級
過去問に沿って、重要ポイントをまとめた問題がそろっています。
詳しい解説や要点をまとめたページがあって、ポイントをつかみやすいです。

FP2級の勉強では、解説についている要点まとめのページが大活躍。
試験前の見直しや隙間時間の勉強で使用しました。

解答は取りはずしできますが、それでも厚みがあるので、私はさらに分割しました。

分割方法は、分割したい部分のページを糊が見えるくらいまでグッと開いて、カッターで裁断、テープで止めて完成です。
見た目はあまり良くないですが、持ち運びもしやすく、使いやすくなりました。
過去問サイト
主に使用したのは過去問道場です。
学科は2013年、実技は2016年からの過去問が集約されていて、会員登録(無料)をすると自分が解いた問題の正解率がみられます。


グラフで見ることで苦手分野がすぐ分かるので、復習しやすいです。
解説も市販の問題集のようにしっかり記載されています。
さらに実技試験の過去問では解答用紙が印刷できるので、配点予想がしやすく、便利でよく使用していました。
FP2級の独学勉強方法とスケジュール
FP2級の勉強方法とスケジュールを具体的にまとめてみました。
勉強期間は約3カ月、勉強時間は200時間ほどでした。
勉強方法
実践した勉強方法は以下の通りです。

私の場合、テキストをじっくり暗記しながら読んでも、読書くらいのスピードで読んでも、問題の正答率はあまり変化はありませんでした。

問題集1周目は分からない問題ばかりで、半分も解けなくてモチベーションが下がりました。
でも2周目からは解けるようになるので大丈夫!
似たような問題もあるので、回数をこなしていくと徐々に解けるようになってきます。
要点まとめページは、表や単語、短い文章で簡潔にまとめられているので、短い時間でもすぐ読めておすすめです!
3ヶ月の勉強スケジュール
- 1ヶ月目テキスト1周&問題集1周目
1章や1節ごとにテキストを読んだら問題集をやって進めていく。
- 2ヶ月目問題集2周目
解説を読んで分からないところはテキストを読んで復習。
- 3ヶ月目問題集3週目、過去問
問題集3週目は間違えた個所のみ、過去問は5回分以上やる。
※一番時間がかかったのは、1ヶ月目(11月)の『テキスト1周&問題集1周』の行程です。
予定表より5日ほどスケジュールが押してしまったので、勉強時間が取れなさそうな場合は早く始めるなど対策が必要です。
FP2級の直前対策はこちらの記事で詳しくまとめています。
勉強して分かった注意点
FP2級は3級と比べて細部を問われることが多く、しっかり理解していないと解けない問題もあるので、勉強に時間がかかりました。

私が実際に勉強してみて、テキストでのインプットも大切ですが、それ以上に問題を解いて実践しながら覚えた方が効率が良かったです。
正答率の推移まとめ
FP2級の勉強では、計7回分の過去問を解きました。
過去問の3回目までは、問題集を1周終えるごとに実施、それ以降は連続して5回分の過去問を実施した結果を表にまとめてみました。
過去問回数 | 学科の正答率 | 実技の正答率 |
1回目 問題集1周目の終了後 | 48% | 68% |
2回目 問題集2周目の終了後 | 65% | 72% |
3回目 | 67% | 71% |
4回目 | 81% | 75% |
5回目 | 75% | 85% |
6回目 | 85% | 78% |
7回目 | 91% | 85% |
一覧表のグラフはこちら。

問題集を2周終えたところで合格点に到達、過去問は3回目以降に成績が伸びました。
過去問の実施回によって成績の上下はありますが、回数を重ねるにつれ出題パターンに慣れてきて、成績が上がっていきました。
まとめ:FP2級の合格には諦めずに継続が大事!
この記事ではFP2級の独学での勉強方法とスケジュール、勉強をしていく中での正解率の推移についてお伝えしました。
- かかった期間は3カ月(おおよそ200時間)
- テキスト1周と問題集3周(3週目は間違えた所のみ)
- 過去問は7回(5回くらいやるとパターンがつかめてくる)
- 問題集の2周目以降に正解率が上がってくる
はじめの1ヶ月くらいは、なかなか成績が上がらず不安もありましたが、焦らず繰り返し問題を解くことで成績が上がっていくのを実感できました。
FP2級の難易度は高めですが、諦めずに継続すると必ず結果はついてきます。
あなたの合格を心から願っています。

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